涙
少し暗い話になってしまいます。
昨日、母の元から帰る帰り道。
涙が溢れて仕方ありませんでした。
今回のタイミングがだめだったこと、
自分でもこんなにショックだなんて思わなかった。
母に、医療での手立てはもうないと言われて。
あとは免疫をあげていきたいですねって。
笑うこと、楽しく過ごすこと、やりたいことなどの希望を持つこと。
骨と皮だけになって、毎日少しずつ具合の悪くなる母を見ているのは、すごく辛い。
自分が少しずつ抉られていくようで、
何もできない自分に腹が立って仕方がない。
母を亡くす寂しさを感じる前に、いっそのこと私がいなくなってしまいたい。
特にやりたいことも、やり残したこともないという母に、
〝生きる希望〟を作ってあげたかったのです。
昨年末、私の結婚式に出席したこと。
妹の大学卒業を見届けられたこと。
4月から、妹が社会人になり家を出ること。
母の中での子育ての一区切りがきてしまって、
次の区切りがないんです。
だからそこで、〝孫ができる〟という
次の目標を作ってあげたかった。
その希望ができたら、もしかしたらもう一度
頑張れる力が出てくるんじゃないかと、
奇跡だって起きるかもしれないんじゃないかと、
私の残された希望でもあったんです。
毎日弱っていく母。
この一区切りがついたら、もっと弱っていってしまうんじゃないかという恐怖。
いまのタイミングで元気になってくれなきゃ
来月ではもう、間に合わないかもしれない…。
もう、報告できないかもしれない…。
ごめんね、ママ。
おばあちゃんにしてあげられなくてごめんね。
私が体をもっと大切にして病気にならなければ
ちゃんとできてたかもしれないのに。
私が旦那ちゃんに、もっとちゃんと話して
先生の指示通りのタイミングがとれていたら
できてたかもしれないのに。
ごめんね…。
ごめんなさい…。
今度は私自身、何を母にしてあげられることと思えばいいのか分かりません…。
母の希望をつくって、それで元気になってくれるかも。
そんな最後の私の希望がなくなったんだと気付きました。
泣いて泣いて、安定剤を飲んだのに
また泣けてしまう…
泣いてる私をみて、旦那ちゃんも
『あの日俺がずらしちゃったから…ごめんね。』なんて言ってくれる。
ううん、旦那ちゃんは悪くない。
私のせいです。
ごめんね…。