ママになりたい! 嫁ちゃんの日記

旦那の夢は、MBAを取得すること。嫁の夢は、ママになること。奮闘する毎日を記録に残しておきたいと思います。

40w3d 緊急帝王切開

前回の記事に記載した頃までは
のほほんとしていたのですが、その後の話から…。



40w2dは前回記事のように夜を迎えました。

NSTも外して横になっていても
LDRの中という緊張感からか、眠れない。

しかも測っていると昨夜のように
また10分前後の間隔で
重い生理痛のような痛みがくるので
とても眠っている場合じゃない。


23:00頃から、またNSTを装着。

痛いなぁ、また眠れないのかなぁ、
なんて考えていると


0:00過ぎ、看護士さんに酸素マスクを着けられる。


看護士さん
『赤ちゃんが辛そうな様子を見せているので
ちょっとこれ着けててください。』と。


えっ、酸素マスク…⁉︎
と、初酸素マスクに驚きつつも
痛みの波がきたときには
一生懸命酸素マスクの中で深呼吸をしました。


すぐあとに、先生も来て内診。
朝健診で見てくれた先生でした。
(朝から夜勤まで勤務だったのかな…?
すごい….!)



0:30頃、

先生
『いま内診したんですが、子宮口は
朝とあまり変わらず1cmくらいの開きです。

赤ちゃんの心拍を見ていると、
陣痛の痛みがくる度に弱くなってしまっていて、
いまの状態でそうだと、
これから本番の痛みが増していったときに
もしかしたら耐えられないかもしれないんです。

なのでここから自然に子宮口が全開になるまで
待つことは、赤ちゃんにとって危険だと思います。

胎児発育不全という状況です。

帝王切開にしたいのですが、いいですか?』


…という内容の説明がありました。



先生は『いいですか?』と聞いてくれたけれど
もちろん私に
赤ちゃんを安全に生む以外の選択肢はないし
嫌ですなんて言える雰囲気ではなかったのですが…


そっか、帝王切開になるんだ、と思うも
心の準備もしたいし
なんだか不安になってきた。


嫁ちゃん
『主人を呼んだ方がいいですか?』


先生
『いえ、ご主人は立ち会い等もできないので
こちらからお電話で説明したいと思っています。
時間がないので、私から説明するので
電話してもらってもいいですか?

1:00から手術の予定です。』


このとき、病室の時計は0:43でした。




えぇぇ、15分後!!


早くても翌朝くらいかと思っていたので
急にパニック。


身体がガタガタと、震え始めました。
酸素マスクを持ってることが難しいくらい。

自分でも
『緊張してるのか、震えが止まりません…』とか言えるのに、それでも止まらない。笑



このとき既に、3〜4人の看護士さんたちに
着々と手術着に着替えさせられたりしていました。



手術の同意書にサインをさせられつつ、
(内容はかいつまんで先生から説明ありましたが、
もちろん読んだりしてる時間はなし)

旦那ちゃんに電話。



時間も時間だったので、びっくりしたでしょう。
すぐに出てくれた旦那ちゃん。



嫁ちゃん
『あのね、いまから帝王切開になるんだって。
先生から説明してもらうから、代わるね。』


もうそれだけ言うので、精一杯。


先生に携帯を渡して、お任せしました。


最後にもう一度代わってもらえたら


旦那ちゃん
『大丈夫だからね、落ち着いてね。
お父さんとかには連絡しておくから。
頑張って!』

…というようなことを言われたような。


落ち着くも何も、全身痙攣中。笑
おかげで(?)点滴の針は入らず5回くらい入れ直してたし、
血圧は144まで上がってたそう。
(普段は高くても100いかないし80台も多い)



まぁもう文字通り、〝まな板の鯉〟状態で
されるがままでした…。


赤ちゃんの心拍が、
もしかしていまにも止まっちゃうんじゃないかという恐怖と、
急に手術になったことの恐怖。



だって入院したのだって
〝念のため〟だったはずで、
健診のまま帰ることと先生だって迷っていたし

入院してからも前駆陣痛っぽいから帰ろうかって雰囲気だったし、

帰宅してもう一晩か二晩か、
前駆陣痛に耐えていた可能性は大いにあった。


もしそんなことになっていたら、
赤ちゃんに会えなかったかもしれなかったってこと…⁉︎



入院だってしたことないのに突然手術になり、
気付けばストレッチャーの上。


そしてよくドラマで見る、
手術台の照明の下に照らされたのでした。



相変わらず震えで体ガクガクいいながらも
着々と麻酔が入れられて。


すぐに麻酔医さんに
『ここ、冷たいの感じますか?』と確認されることに。


まさか麻酔の効きが弱いなんてことがあったら
怖過ぎるので、
ちょっとでも冷たさ感じる気がするところは
冷たいとオーバー気味に主張。笑


そして麻酔が入った途端に、手術が開始しました。



女医さんだったので、看護士さんも含めてみんな女性。

深夜なのに対応してくれて、すごい仕事だなぁなんて考えていました。


BGMで流れていたのは
ディズニーの曲のオルゴールバージョン。


怖かったのは、手術台上の照明に
術野が反射して映り込んでしまっていたこと!

怖くて術野なんて見たくないから
真上が向けずに左右を見ていました。笑


上半身の震えは止まらないけれど、
おなかから下は一切動いてない様子。




1:36、
『ふにゃーふにゃーふにゃー』と、泣き声が。



ただただ安心して、涙がこぼれました。



ちょっと控え目だけど、
しっかり泣き続けて元気そうで、
よく頑張ってくれた…!との思いでいっぱい。


少しすると保育器に入って、
隣に連れられてきました。



ちっちゃくて、ちっちゃくて。


こんなに小さい子が苦しかったのかなと思うと
可哀想な思いをさせてしまったこと、
それでも頑張ってくれたこと、
もうとんでもなく可愛く愛おしいこと。



『よく頑張ったね。
これからよろしくね。』と、声をかけました。



赤ちゃんはそのまま診察やらに連れて行かれ、
私の手術は続く…

しばらくすると強い眠気があって、
眠るわけにはいかん!と我慢していました。
(前日から眠れてなかったから?)


結構時間かかるんだなぁと思ってましたが、
実際の手術時間は1時間もかかっていなかったみたい。



麻酔が徐々に感覚戻っていることを確認して、
病室に運ばれました…。



下半身は一切動かず、
その間お小水は管で繋がれ
悪露のお世話から全て看護士さんがしてくれます。

本当に天使だ…。

そんなに細くて可愛いのに、
こんなお世話をさせて申し訳ない…。


むくみ防止の機械?を着けた足が最後まで
麻酔の感覚が残っていましたが、
それも5:00前には指先まで感覚が戻り、動かせるように。



手術室を出る前に、
『今度赤ちゃんにはいつ会えますか?』と聞いたら


看護士さん
『診察終わったら、お母さんの隣に行きますよー』と言っていて、



麻酔はかかってるものの病室に来てから
『赤ちゃんには会えますか?』と聞いたら


看護士さん
『いまちょっと呼吸を安定させるために
酸素のカバーを着けています。
NICUにいるわけじゃなくて新生児室にいるんだけど
5:00頃には来れるかな?』と。


…とにかく赤ちゃんに会いたい!

元気なのかな…酸素のカバーって、
また苦しくなってないのかな…。



足の感覚が戻ってきた頃、
ようやく赤ちゃんがコットに入って隣に来ました。



小さい…
可愛い…

あぁ本当に、この子がおなかの中にいたんだ…!



赤ちゃんを見ていたくてベッドを少し起こさせてもらうと、
どうやら元気だと判断された様子。


徐々に上半身の角度が上がっていき、
7:00頃には水を飲み、
11:00頃には歩いてトイレに行けと!!


立ち上がって歩くと、
足の感覚が少し遠く感じるのは麻酔のせいとして、
すごい貧血みたいなふわふわした感覚、
気を付けないと意識がどっかいっちゃいそうに。


看護士さんもついててくれたけれど、
これがしんどかった…!


でも看護士さん曰く、
歩けるようになった方が
血栓症とかのリスクも減るし
(心の中ではそんなのどうでもいいから
歩きたくないと思ってた。笑)

食事も常食までの過程を前倒せるし
早く元気になるよ!…と。


そんなものなのかと必死に気合いで頑張った…!


けれど。


帝王切開当日に歩くって、あんまり普通じゃないみたいですね。笑



そして当然のように、その日からもう母子同室。

オムツ交換は看護士さんも気付くとしてくれてましたが
母乳はあげなきゃいけない。



そんな、白目剥きながら始まった
赤ちゃんとの同室入院生活なのでした。


母は強い!と感じた、ママ1日目。



本当に、無事に産まれてきてくれてありがとう。